40代・3兄弟ママが2024消費生活アドバイザー試験に合格!勉強方法を公開します

なぜ、この資格を目指したか
消費生活アドバイザー試験に挑戦した40代・3兄弟ママです。
子育てと仕事を両立しながらの勉強はなかなか進みまず、昨年度は2次試験で落ちてしまいましたが、今年なんとか合格することが出来ました。
私がこの資格と目指したきっかけは、未成年による消費者トラブルが多いというニュースを見て、子供たちが被害に合わないようにするためには、どうすればいいのかと検索していったら、この資格にたどり着きました。
同じような資格で消費生活相談員資格というものもありましたが、こちらの試験日がちょうど小学校の運動会と被っていたため、消費生活アドバイザー試験を挑戦しました。
この消費生活アドバイザー試験を合格すると、国家資格である「消費生活相談員資格(国家資格)」も同時に取れるとのことでしたので、将来的に消費生活センターで働くことも出来ることに魅力も感じました。
この記事では、私が実践した勉強方法やスケジュール、試験当日の感想をまとめました。
これから受験する方の参考になれば嬉しいです!
試験概要と難易度について
試験の基本情報ですが、詳しくは、一般社団法人日本産業協会のホームページをご確認ください。
https://www.nissankyo.or.jp/adviser/siken/about-test.html
- 試験日程:年1回(例年10月頃)
- 受験資格:年齢、学歴、職業に関係なく誰でも受験可能
- 受験方式:1次試験(CBT方式)、2次試験(論文試験+面接試験)
1次試験
- 消費者問題
- 消費者のための行政・法律知識
- 消費者のための経済知識
- 生活基礎知識
2次試験
論文試験(3題より1題を選択、800字以内)
・消費者問題
・法律知識
・企業経営一般知識
面接試験(試験官との質疑応答、15分程度)
消費生活アドバイザー試験は、難易度は下記のとおりです。
- 1次試験合格率:約30%〜約40%
- 2次試験合格率:約70%
- 最終合格率:約30%
消費生活アドバイザー試験は、1次試験と2次試験の2段階試験です。合格率は約30%と決して簡単ではありませんが、しっかり対策すれば突破できます。やはり、論文試験の対策は難しいと感じました。
勉強スケジュール・計画
私は昨年、1次試験は合格しましたが、2次試験で落ちてしまいました。この試験は有り難いことに、1次試験合格すると、論文で落ちてしまったとしても、来年1次試験は免除となって2次試験から受けることが出来ます。
昨年度(2023年度)の試験で1次試験を受ける時は、夏頃から勉強を始めたと思います。試験の3ヶ月前くらいだと思います。
毎日勉強していたかというと、出来なかったことの方が多かったと思いますが、通勤中に講義を聞いたり、仕事のお昼休み時間にテキストを読んだりと、とにかく細切れで勉強していたと思います。
ただ、ある程度の時間は机に向かって過去問を解いたりしていたので、すべてスキマ時間で合格したわけではありません。やはり一定時間は集中して勉強していました。
過去問は、一般社団法人日本産業協会のホームページに掲載されていますので、必ず確認し、何度も解いてください。
特に試験の2〜3週間前くらいは、早起きをして朝の時間を確保して勉強していました。
1次試験合格後、2次試験までに約1ヶ月は試験対策問題集を中心に勉強していました。時間があまりなかったため、実際に書くことはほとんどせず、主に声に出して読んでいました。
このような勉強方法で当日臨みましたが、論文を書くということを始めて本番で行ったため、時間配分が全くできず、書いた内容も全く論文という形をなしておらず、当然の結果でしたが、不合格となってしまいました。
たぶん、この試験を甘く見ていたんだと思いました。
使った教材・おすすめの勉強法
合格のために使った教材は、こちらです。

※くらしの豆知識は、2025年版も購入していましたが、知人にあげてしまったため、画像にはありません。
- 消費生活アドバイザー資格試験 公式テキスト 1冊3,300円 ※4冊セットなら9,900円で購入できます。
- 第2次試験(論文)試験対策問題集 1冊3,850円
- くらしの豆知識 1冊550円
私は書籍代で約15,000円かかりました。一見高いと思われますが、1次試験のCBT方式では、細かい知識もきいてくるので、公式テキストがあったほうが安心かなと思います。
また、くらしの豆知識は、この資格試験関係なく、一家に一冊あってもいいのかなと思うくらいの充実した内容が掲載されており、小学校高学年くらいの子どもなら理解できる内容になっています。参考までに。
あと、必ず確認すべき資料として、消費者庁が発行している『消費者白書』です。これは、絶対に確認しないと駄目です。消費者白書忘れているようじゃ、受かりません。(←言い過ぎ)
また、おすすめ講座として、『消費者庁 「消費生活相談員担い手確保事業」』の試験対策講座です。これは、本当に素晴らしい内容で、消費者行政の第一線で活躍されている大学教授や弁護士の先生の授業を、無料で受けることが出来ます。ボリュームもかなりあります。
試験まで時間があまり確保出来ない人にはおすすめできませんが、じっくり時間が確保できる方はぜひチェックしてみてください。
ただ、先着順なので、消費者庁のHPは必ずご確認ください。
1次試験・2次試験の攻略法
1次試験は、合格率が約30%程度なのでかなり難しいと思われます。実際、私は試験終了後、全く自信がなく不合格を覚悟していましたので、合格した時は本当にびっくりしました。攻略方法は、試験範囲をきっちり勉強することと、あとは消費生活に関するニュース等に日頃から気にかけていることが大切です。
あとは、消費生活相談件数などの数字はきちんと確認してください。
2次試験は、論文試験なので、時間を計って一度は書いてみたほうがいいです。特に、論文試験初めて受ける人は、答案構成・記述時間・見直し時間を考えながら実際に書いてみるといいかも知れません。
論文試験は、3題から1題を選択して記述する形式のため、私は法律知識は思い切って勉強しませんでした。というよりも時間がありませんでした。「消費者問題」と「企業経営一般知識」に限定して勉強しました。
2回受けてわかったことは、企業経営一般知識は、答える内容に関してしっかりした知識がないと回答できないと思いました。逆に言えば、勉強をしっかりしている人は、こちらを選択する人が多いのではないかと思います。
消費者問題は消費生活アドバイザー試験を受ける人ならば、ある程度は回答できる内容の問題が出されていると思いますが、だからこそ、持っている知識をただ書いているだけでは、論文の形にならず、なぐり書きの感想文で終わってしまう恐れがあります。
この点に注意して、きちんと答案構成してから書かないと、昨年度の私みたいに、終了時間の直前に何を書いているのかわからなく、呆然と動けなくなります。
二次試験当日の流れ&体験談
この試験は論文試験が終わってから、面接試験が行われますが、人によって面接開始時間がかなり違います。ちなみに私は昨年度は論文終了後、30分くらいで面接開始時間になりましたが、今年度はお昼時間を過ぎてから面接開始時間となりました。
なので、軽食と飲み物を用意した方がいいです。あと、膝が冷えるので、ひざ掛けがあると防寒対策になりますよ。
あと、面接試験に関して感じたことは、面接官の方達は受験者に対して落とそうという気持ちは全くなく、純粋に「この人はどんな思いをもってこの試験と受けたのか、そして合格したらどのようにこの資格を活用していくのか」ということを確認するための試験だと私は思っています。
なので、緊張はどうしてもしてしまいますが、面接官の方達は質問の仕方がとても上手なので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。正直な気持ちを話すだけでいいのではと思います。ただし、カッコつけて嘘を言ってしまうと、話のつじつまが合わなくなると思いますので、絶対に嘘は駄目ですよ。
まとめ&これから受験する人へアドバイス
私は本当に運良く今年度合格することが出来ましたが、忙しくても、毎日コツコツ勉強すれば合格できる試験だと思います。
特に、今年度はほとんど勉強できなかったので、試験当日まで「試験受けても受かる自信ないから、受けない」と家族には言ってましたが、当日になって受験料がもったいないと思い、受けるだけ受けて、落ちたら諦めるというくらいの気持ちで挑みました。
とにかく、過去問とやる、消費者白書を読む、テキストを理解し何度も読み込む、論文対策をする。何よりも試験会場に行き、自信がなくても受けることがポイントです。
これから受験する方へ、少しでも参考になったら嬉しいです。頑張ってください。
ちなみに、こちらが合格すると届く資格証になります。

では、また。